安藤忠雄さん設計のホテルで草間彌生さんの作品鑑賞。贅沢なステイが叶うアートの聖地、直島の人気スポット4選
アートの町として知られる香川県・直島町。古き良き街並みと、現代的な建築やアート、そして瀬戸内海の豊かな自然が融合しています。島内には、安藤忠雄さんをはじめとする有名建築家が手がけた建物や美術館が数多く点在。作品や建築は、地域住民と訪問者をつなぐコミュニティのような役割も果たしています。今回は、直島で訪れたいおすすめスポットをご紹介。アートや美しい建築と過ごせる宿泊施設も紹介するので、ぜひ優雅なステイの参考にしてくださいね。 【写真集】アートの島「直島」で訪れたい、建築が美しい人気おすすめスポット
ベネッセハウスミュージアム
「ベネッセハウスミュージアム」は、「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに立ち上げられました。ホテルと美術館が一体となった施設で、アートとともに贅沢なステイを満喫できるのが魅力です。瀬戸内海が広がる高台に建ち、直島の自然を取り入れた設計は安藤忠雄さんが手掛けました。 ミュージアム内には、須田悦弘さんやリチャード・ロング、安田 侃さんなどの作品を展示。ミュージアム周辺の海岸や林のなかにもウォルター・デ・マリアの作品や草間彌生さんの『南瓜』など、あらゆる場所でアーティストが自ら選んだ場所で製作したアート作品を鑑賞することができます。
海の駅「なおしま」
文化と芸術の町である直島の玄関として、人々を歓迎する海の駅「なおしま」。3,600平方メートルの大きな屋根が敷地を覆い、フェリー船体や利用客、車など、建物とここに集まるすべてのものとの一体感が感じられます。 妹島和世さんと西沢立衛さんから成る建築家ユニット「SANAA」の作品。ガラスの壁で空間の広がりが感じられる施設内には、カフェや待合スペース、観光案内所、イベントホールなどを展開。フェリーやバスを待つ人、カフェでくつろぐ人、これから直島の観光に向かう人など、それぞれが思い思いに過ごすことができる交流促進の拠点となっています。
ANDO MUSEUM
安藤忠雄さんが築約100年の木造民家を改修した「ANDO MUSEUM」は、2013年に開館しました。小規模でありながら、過去と現在、木とコンクリート、光と影といった、相反する要素が凝縮されています。 安藤忠雄さんのこれまでの活動を記した写真や模像、スケッチのほかに、直島の歴史を伝える写真を展示。ゆるやかなカーブを描く天井のコンクリートボックスが組み込まれ、母屋の木造屋根部分に設置されたトップライトが室内を照らします。