ブラジル中銀、約2年ぶり利上げ-政策金利10.75%に25bp上げ
(ブルームバーグ): ブラジル中央銀行は18日、政策金利(SELIC)を10.5%から10.75%に引き上げることを全会一致で決めたと発表した。利上げは2022年8月以来となる。
ブルームバーグが調査したエコノミスト35人のうち31人が0.25ポイントの引き上げを予想していた。政策担当者らは、消費急増や目標を上回るインフレ期待を背景に米連邦準備制度や地域の他の中央銀行と反対方向の政策変更を余儀なくされた。
ブラジル中銀は今後の動きについて明確なガイダンスを示すことは控えた。中銀は声明で、「今後の金利調整ペースと、始まったばかりの(引き締め)サイクル全体の規模は、インフレ目標達成の確固たるコミットメントによって決定され、インフレ動向に左右される」と説明した。
原題:Brazil Raises Key Rate to 10.75%, Bucking Global Easing Trend(抜粋)
--取材協力:Giovanna Serafim.
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Maria Eloisa Capurro