「健康保険証が黄色」は公務員だとバレる…!?これって年収まで分かるの?
知人の健康保険証を見ると、色が異なっていることがあります。健康保険証は加入している健康保険によって見た目が異なるので、「もしかしたら色で職業だけでなく収入までバレるのでは」と不安に感じる方もいるでしょう。 しかし、健康保険証の色だけでは基本的に年収は分からないようです。今回は、健康保険証の色や、今後の健康保険証の取り扱いなどについてご紹介します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
健康保険証の色の違い
健康保険証の色は人によって異なり、主に職業や加入したときの年齢などによって変わります。例えば、全国健康保険協会に加入している方の被保険者証は基本的に水色です。 一方、同じ国民健康保険でも、保険証の色は自治体によって異なるケースがあります。ほかにも、公務員の方が所属する共済組合の保険証は黄色や水色、従業員数が多い大企業に属する方の健康保険組合の保険証は赤色やピンク色などが多いといわれています。
色だけで年収や職業を特定することはできない
上記からも分かるように、保険証の色だけで年収を特定することはできないでしょう。同じ健康保険に加入していても、年収の高い、低いは分からないためです。 また、健康保険の種類が異なっても色が同じなケースもあることから、職業も特定できない可能性があります。黄色の健康保険証は公務員の方が属する共済組合が多いとされていますが、自治体の国民健康保険でも採用しているケースもあるようです。
今後は健康保険証ではなくマイナンバーカードか資格証明書になる
これまでは健康保険証を提示すれば一部負担で医療を受けられましたが、制度の改正により令和6年12月2日以降は健康保険証が新規発行されません。代わりに、基本的にはマイナンバーカードを「マイナ保険証」として利用することになります。 健康保険証の発行終了以降は、健康保険証はその時点で持っている健康保険証の有効期限(最長令和7年12月1日)まで使用可能です。もし、どうしても健康保険証の色で職業や年収が推測されるのではと不安に思う方は、早めにマイナンバーカードへ切り替えるといいでしょう。 マイナンバーカードは見た目が同じなので、使用時に加入している健康保険が周囲へ知られる可能性は低いでしょう。利用方法は、マイナンバーカードを所持していれば、医療機関の利用時に専用の機械に読み込ませて登録するだけなので検討してみましょう。