「結婚は?」「出産は?」デリカシーのない質問にセンスがある人はどう答えるのか「夫の切り返しに学ぶことが多すぎる」
薬剤師や実業家として活躍するかたわら、漫画家の顔ももつB.B軍曹さん。夫である通称・髭さんとの日常を描いたエッセイ漫画が、インスタグラムを中心としたSNS(@b.bgunso)で人気です。毎回注目を集めるのが、髭さんのスーパーポジティブな会話術。B.B軍曹さん本人も、会話のなかでネガティブモードに陥りそうなとき、いつも髭さんのひと言に助けられるといいます。 【漫画】「ぐうの音も出ない」決めつけ発言連発女を笑顔で黙らせた夫のエピソード
■正直プレッシャーな話題にネガティブになりそうなときは ── 親や友人とのちょっとした会話の最中に、「その話題、答えいくいんだよなぁ」と感じることはありますか? B.B軍曹さん:ありますね。特に結婚や子どもに関する話題は、どう答えたらいいのか迷うことが多いです。「まだ考え中なんだ」と答えるのも気が引けるし、かといって話を広げる気にもならない。そんなときはまず「どうして相手はその話を振ってきたんだろう?」と考えます。私の答えを聞きたいんじゃなくて、(相手が)自分の体験を共有したいのかもしれない。そう思うと、気持ちが少しラクになります。
── たしかに、相手は何げない会話のつもりだったりするかもしれません。とはいえ、結婚や出産に関する話題となると、それぞれの家庭で考え方は異なります。そこをツッコまれるとプレッシャーも感じてしまうことも…。 B.B軍曹さん:正直、プレッシャーを感じたことはあります。でもいつも、「人それぞれのタイミングがあるよね」と思うようにしていて。私が選ぶ道は、私自身が納得できればそれでいいはず。髭(夫)にも「ほかの人の人生はその人のものだし、私たちは私たちでいいんだよ」と言われたことがあり、救われた気がしました。そんなふうに思える人が身近にひとりでもいると、ちょっと肩の力が抜けますよね。
■決して相手を否定せず、自分のスタンスを伝える ── 夫である通称・髭さんは、作品にもよく登場しますよね。ついネガティブに受け取りがちな会話も、髭さんのひと言で一変するエピソードが痛快です。 B.B軍曹さん:私も髭の切り返しには毎回驚かされます。以前、友人に「子どもはまだ?」と聞かれたことがあったのですが、髭はサラッと「人生のフルコース、今はまだ前菜を楽しんでるところ★(笑)」って答えたんです。そのひと言で場がなごみましたし、「そういう考え方もアリだよな」と思えました。髭の言葉って、相手を否定せずに自分のスタンスが明確に伝えられるんですよね。夫ながら本当に尊敬します。