3億円馬ジュタが快勝 矢作芳人調教師「非常に優等生」GⅠホープフルSを視野に【東京6R・2歳新馬】
24日の東京6R・2歳新馬(芝1800メートル)はドゥラメンテ産駒で坂井騎乗の3番人気ジュタ(牡・矢作)が勝利した。勝ち時計は1分48秒0(良)。 ジャパンカップデーらしく桜花賞馬ジュエラーの子オプレントジュエルなど良血馬・素質馬が揃った一戦を制したのは、セレクトセール3億2000万円(税抜き=当歳時)の高額馬だった。スタートこそひと息ながら、道中は促されて先行集団の後ろを追走。絶好位で迎えた直線では残り1ハロン過ぎで手応え良く抜け出し、2着オプレントジュエルに1馬身3/4差をつけた。 鞍上の坂井は「乗り味のいい馬で、普段からいい調教をできていたので操縦性も良かったです。道中の走りが良かったし、しまいもしっかりしていていい内容でした。これからもっと良くなると思います」とパートナーの走りを称賛した。 一方、「非常に優等生で、縦列調教の成果がすごい出たね。後ろで折り合って優等生の競馬をして、外に出したらスッと反応するっていう感じで、そういうところが出たのはうれしいです」と調教の成果に目を細めたのは矢作調教師だ。続けて「まだまだ緩いのでこれから良くなると思います。1勝馬だからどうなるかは分かりませんが、むしろ中山向きだと思っているのでホープフルS(12月28日=中山芝内2000メートル)を一応考えています」とGⅠにエントリーする意向を表明。〝世界の矢作〟からまた一頭、楽しみな素材が現れた。
東スポ競馬編集部