ヨルダンの米軍基地攻撃でイラン人2人を起訴 米司法省が発表
(CNN) 米司法省は16日、ヨルダンの米軍基地で1月末に米兵3人が死亡したドローン(無人機)攻撃をめぐり、イラン人の男2人が起訴されたと発表した。 2人は米国からイランに電子機器を輸出しようと共謀した罪に問われている。 マフド・モハンマド・サデギ被告(42)は米国とイランの二重国籍を持ち、マサチューセッツ州在住。16日中に出廷する。 モハンマド・アベディニ被告(38)は、米政府が「外国テロ組織」に指定しているイラン革命防衛隊(IRGC)に物的支援を提供したとして、16日にイタリアで逮捕された。 司法省によると、2人は米国の対イラン制裁に違反して、サデギ被告が勤務する米電子メーカーの技術をアベディニ被告のイラン企業へ送った。イラン側の企業は、IRGCのドローンに使われるナビゲーション装置を製造している。 1月の攻撃では米兵3人が死亡し、30人以上が負傷した。パレスチナ自治区ガザ地区で戦闘が始まってから、中東で米兵が敵の攻撃により死亡したのはこれが初めて。イランは一切の関与を否定した。 現場から回収されたドローンを米連邦捜査局(FBI)が分析したところ、アベディニ被告の企業で製造されたナビ装置が使われていたという。