【緊急取材】企業買収に潜む“詐欺師”を直撃 その巧妙な手口とは?
M&Aの仲介会社「ペアキャピタル」を取材
M&Aの仲介会社「ペアキャピタル」(本社:東京・恵比寿 従業員約50人 売上高10億円)は、2020年に設立し、2年弱で上場を果たした企業だ。 社長はメガバンク出身の田中哲さん。これまで、後継者のいない会社の事業承継など、70件ほどのM&Aの仲介をしてきた。 この日、番組の取材を受けた田中社長は、山口さんのM&Aを担当した若手社員を呼んだ。 ――山口さんは「ルシアン」も憎いけれども、「ペアキャピタル」はもっと憎いと言っているが。 担当者「そういうお気持ちはあるかなと思う。結果こうなってしまったところがあるので、ちょっと複雑な思いがある」 ――正直なところ「あまり良くない仲介だったな」という自覚は? 田中社長「このような会社を紹介したことに関しては、本当に残念なこと」
――山口さんの連帯保証が解除されず、ルシアンに約3億円の債務が引き継がれなかったことについては? 田中社長「もちろん、我々が確認をした上でご了承いただく。(連帯保証を)仮に解除できず何かが起きた場合は、『ルシアンホールディングス』に債務の責任が遡及される。特別条項というものを記載しているので、それを履行せずに消えてしまうというのは全く想像できなかった。 詐欺師と思われないようにするから、詐欺師なんだと思う。我々をだますためにあの手この手で僕らの信用、そして山口さんの信用を勝ち得る、そういう見せ方が上手。だからこそ詐欺師なんだと思う」
番組の取材に応じた「ルシアン」のカタヤマ氏…果たして何を語るのか
そして9月下旬。行方をくらませていた「ルシアンホールディングス」幹部・カタヤマ氏が、番組の取材に応じた。 「とりあえず、あなたに会いましょうと。会うことを拒む気はない」 65歳のカタヤマ氏は、現在もビジネスで全国を飛び回っているという。「カタヤマさんは詐欺師なんですか?」との問いに、どう答えるのか――。 ※「ガイアの夜明け」より
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