免許を取るなら「MT」と「AT」どちらがいいですか?普段マニュアル車に乗る機会ってあるのでしょうか?
車の普通免許には、「MT(マニュアルトランスミッション)」と「AT(オートマチックトランスミッション)限定」があります。免許取得をする際、どちらのタイプの免許を取るべきか迷う人がいるかもしれません。「MT車は乗る機会がないから不要」という人もいれば、「自家用車はAT車だけど社用車がMT車なので必要」という人もいるでしょう。 そこで本記事では、MTとAT限定の免許それぞれの取得費用や、MT車とAT車の燃費について解説します。どちらのタイプを選ぶか悩んでいる人は参考にしてください。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
MT免許とAT限定免許はどちらがメジャー?
日本トレンドリサーチとグーネット中古車が2022年に共同で行ったアンケートによると、30代以下のドライバーの64.1%は「AT限定免許」を取得していました。年代別のアンケート結果は表1の通りです。 表1
※グーネットマガジン「車の運転免許 30代以下の半数以上が『AT限定で取得』日本トレンドリサーチ調査」を基に筆者作成 40代と50代以上のドライバーはMT免許の取得率が高いですが、30代以下はAT限定免許がメジャーのようです。なお、AT限定免許は1991年に普通自動車免許を対象として導入されており、それ以前はAT限定免許の選択肢がなかったことも上記の結果となった要因のひとつと考えられます。
MTとAT限定の免許証の取得費用
MTとAT限定の免許証取得費用を比較すると、一般的にMTの方が少し高く設定されているようです。表2では自動車教習所での取得費用を、MTとAT限定それぞれに関してまとめました。 表2
※筆者作成 いずれの教習所でも、MT免許取得費用はAT限定免許取得費用よりも、1万円以上高く設定されています。 なお、すでにAT限定免許を取得している人は、MT車にも乗れるように限定を「解除」することも可能です。限定解除費用は約6万円~7万円が一般的です。もしMT車にいずれ乗る可能性がある場合は、料金面だけ見ると、最初からMT免許を取得する方が、AT限定を取得した後で限定解除するより安く済むかもしれません。