免許を取るなら「MT」と「AT」どちらがいいですか?普段マニュアル車に乗る機会ってあるのでしょうか?
燃費で考えるMT車とAT車
MT車とAT車の違いは、ギアチェンジの操作だけではありません。実は燃費にも多少違いがあるとされており、「MT車の方がAT車よりも燃費がよい」といわれる場合もあります。 一例として、スズキのスイフトスポーツ(4BA-ZC33S)のカタログ値では、MT車の燃費が「17.6キロ/リットル」に対し、AT車は「16.6キロ/リットル」です。同じくスズキのジムニー XC(3BA-JB64W)のMT車の燃費は「16.6キロ/リットル」に対し、AT車は「14.3キロ/リットル」です。 このように、カタログ値ではMT車の方が高燃費の場合があります。ただし、運転の仕方や車両に搭載された技術、走行シーンなどによって、燃費の差が明確に出ないこともありえるでしょう。
操作感や使い方も考慮しよう
MT車はクラッチ操作があり、AT車よりもシフトレバーの動きが多い分、車の操作を楽しみたい人には魅力的かもしれません。しかし「車は移動手段に過ぎない」という感覚の人だと、操作が多いとむしろ面倒だと感じる場合もあるでしょう。街中での運転が多く、ストップ&ゴーが連続する場合、余計に操作がわずらわしいかもしれません。 あまりMT車に乗る機会がない場合や、最低限の操作で運転したいと思っている場合は、AT限定の運転免許でも問題ないといえます。一方、免許取得費用に大差がない点を踏まえると、「とりあえずMT免許を取得して両方の車に乗れるようにしておく」という考え方もあるでしょう。
30代以下のメジャーな免許は「AT限定」。ただし取得費用に大差なし
今回参照したアンケート結果によると、30代以下ではMT免許よりもAT限定免許を取得する人が多いようです。「おそらく一生MT車には乗らない」という場合は、AT限定でよいかもしれません。しかし費用面でいえば取得にかかる費用には大差ないため、両方を運転できるMT免許を取得する人も少なからずいると思われます。 燃費や利用目的などを総合的に考えて、免許を選ぶとよいでしょう。 出典 株式会社プロトコーポレーション グーネットマガジン 車の運転免許 30代以下の半数以上が「AT限定で取得」日本トレンドリサーチ調査 グーネット中古車 スズキ株式会社 カタログ一覧 乗用車 スイフトスポーツ 環境情報(30ページ) スズキ株式会社 カタログ一覧 軽乗用車 ジムニー 主要諸元(34ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部