米高官が「シリア解放機構」指導者と会談 アサド政権崩壊後初のダマスカス訪問
中東シリアで、アサド政権崩壊後初めてアメリカ政府高官が首都ダマスカスを訪問し、「シリア解放機構」の指導者ジャウラニ氏と会談しました。 アメリカ政府で中東問題などを担当するリーフ国務次官補らが20日、シリアの首都ダマスカスを訪問し、暫定政権側を主導する「シリア解放機構」の指導者ジャウラニ氏と会談しました。 アメリカは「シリア解放機構」を「外国テロ組織」に指定していて、アメリカメディアによりますと、会談では指導者のジャウラニ氏に関する情報提供の懸賞金を廃止する方針を伝えたということです。 アメリカは、シリアの政権移行で女性や民族、宗教的な少数派の権利に配慮した包括的な政権の樹立を求め、ジャウラニ氏側は経済回復を優先する考えを述べたということです。