WBOフライ級タイトル戦、無判定試合から王者の1回TKO勝利に変更【ボクシング】
10月14日に東京・有明アリーナで行われたボクシングのWBOフライ級タイトル戦の結果が、無判定試合から王者のアンソニー・オラスクアガ(25)=米国、帝拳=の1回TKO勝利に変更された。日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛本部事務局長が2日に明かしたもので、プエルトリコで行われていたWBO総会で現地時間30日に決定され、JBCとしても週明けに正式に告示する。 この試合は初回に両者の頭部が激突。挑戦者の元WBOライトフライ級王者ゴンサレス(プエルトリコ)が「見えない」と主張して試合がストップされたもの。試合会場では一般的な偶然のバッティングによる試合中止と同様に無判定試合とアナウンスされた。 だが、レフェリーにヒアリングを行ったところ、ドクターチェックの結果もあり負傷は試合続行可能な範囲内と判断しており、それでも挑戦者が続行を拒否したため棄権を宣告していたことが判明。WBO総会でも議題となって記録が変更された。 オラスクアガは防衛成功で通算8勝(6KO)1敗に。ゴンサレスは28勝(14KO)4敗1分けとなった。
中日スポーツ