星野陸也のホワイトライズ、上田桃子のX HOT…プロが思わずポチっ「絶版クラブリスト」
ツアーを戦うプロのクラブをチェックすると、「こんな古いモデルをまだ使っているの?」というケースがある。メーカーも古いクラブをいつまでも保管しないので、プロも最近は中古ショップやオークションサイト、フリマサイトで探すケースが少なくないとか。我々も一緒に探してみようじゃないか。 【画像】港区ゴルフ女子 左から美涼さん、みうなさん、エイミさん
「ホワイト・ライズ」や「2ボールブレード」のスペア探し
DPワールドツアー(欧州ツアー)で活躍する星野陸也は、高校生の頃に中古ショップで出合ったオデッセイ「ホワイト・ライズ iX #3 SH」(2012年)を愛用している。スペアもしっかりとキープしている。オンラインで、7000円程度で見つかった。 発売から21年経ったオデッセイ「ホワイト・ホット 2ボールブレード」(2003年)を握るのが岩田寛と片岡尚之。片岡が使い始めたのは大学時代、実家で父のパターを借りたのがきっかけ。両選手ともスペアを所有している。中古はかなりレアで、状態の良いものは1万円以上の値がつくこともある。
海外でも絶版モデルのアイアンが愛されている
2016年「全英オープン」を制したヘンリック・ステンソン(スウェーデン)は、キャロウェイの「レガシー ブラック アイアン」(2011年)がお気に入り。メーカー担当者から日本限定モデルを紹介され、2013年に使い始めた。2022年のインタビューによると、スウェーデンの自宅には2セット、米国フロリダ州には数セット(そのうち2セットは新品)を、さらにキャロウェイの本社にもキープしているという。遠藤製作所製というのも心ひかれる。フリマサイトでは6本セット、3万円前後で見つかった。 ブルックス・ケプカが使うナイキ「ヴェイパー フライ プロ」の3番も絶版でレア度が高い。5番からPWまでの6本セットで販売されたアイアンセットで、3番をオプションで購入するとなると、なかなかのマニアだろう。フリマサイトでは6万円以上の値段が付いていた。正直、なんの変哲もないステンレスボディのキャビティアイアンなので、我々アマチュアは魔法の一本という期待は持たないほうが良い。