星野陸也のホワイトライズ、上田桃子のX HOT…プロが思わずポチっ「絶版クラブリスト」
ユーティリティは絶版モデルの宝石箱やぁ
キャディバッグ内のアイアンの本数が減っていく限り、ユーティリティの需要は高くなる。菊地絵理香が使い続けるタイトリスト「816H1」(2015年)は、上田桃子も使用している。当時はロフト角の大きい番手を発売するメーカーが少なく、25度、27度はかなりレア。見つけたら即買いがオススメだ。1万円を切るぐらいが相場。 堀琴音はかつて、SNSを駆使してブリヂストン「ツアーステージXドライブGR」(2012年)を探し出した。高校生の頃から愛用していた。U5(25度)は希少性が高いが、もし見つかれば5000円以下で入手可能だろう。
ハイロフトのフェアウェイウッドは即買いだ
米国では低スピンで飛距離重視のモデルが好まれるようだが、日本人選手はボールがつかまって、高さが出るフェアウェイウッドを使い続けるケースが目立つ。古江彩佳はブリヂストン「ツアーB JGR」(2019年)の3Wを長らく使用。堀川未来夢も7Wを愛用している。アベレージゴルファーにもオススメしたい逸品だ。1万円前後で見つかる。 西村優菜もキャロウェイ「グレートビッグバーサ」(2015年)の7W、9Wを使い続けてきた。こちらも球がつかまって上がる。3W、5Wなら見つけやすい。6000円前後が相場だ。
柏原明日架が使っていたキャロウェイ「ローグ」(2018年)の11Wはかなりのレア。というのも日本仕様は7Wまでしかラインアップされていない。同社はショートウッドで一時代を築いたメーカー。US仕様では現行の「パラダイムAiスモークMAX」にも9W、11Wがある。 上田はキャロウェイ「X HOT PRO」(2013年)を長らく使う。モデル名はPROでも扱いやすい。上田は色が日本仕様と異なるUS仕様を愛用。5000円前後で見つかるだろう。弾きの良さを感じる打球音が特徴だ。
進化のスピードが早いドライバーでも替えられない逸品が
市原弘大がスペアを探しているというドライバーが、キャロウェイ「ローグサブゼロ」(2018年)。キャロウェイは現在、低スピンモデルにトリプルダイヤモンドの名称を付けているが、以前はサブゼロがそれを示していた。ローグサブゼロは群を抜いて低重心。スピンの多さに悩んでいるゴルファーが試しやすく、1万円台前半の価格も魅力だ。 プロが替えられない古いクラブは、最新モデルよりも優れているとは正直、言い難い。慣れがモノを言う。フェースの見え方やヘッドの形状は、構えやすさに繋がり、打感の好みも譲れない要素になるだろう。発売して時間が経っているクラブはコスパがかなり良いので、試す価値は十分あるだろう。(文・田島基晴)