ミシュラン3つ星シェフが提案する“大人の遊び場”「ケイ・コレクション・パリ」 和のアレンジの軽やかなフレンチをア・ラ・カルトで
和牛は世界で通用する素晴らしい食材 和を軸にした軽やかな前菜に続くのは、日本食を象徴する寿司。手巻き寿司の中身は、和牛とウニ。甘い醤油で味付けがしてあり、和牛とウニの旨味がお互いを引き立て合い、海苔が濃厚な味を上品にまとめている。グリル ガストロノミーレストランというだけあり、和牛のセレクションにもこだわっている。兵庫県但馬ブランドの太田牛のヒレ、とさのあかうしのサーロインのステーキは、それぞれの和牛の味わいを最大限に引き出すように調理されている。フレンチでステーキというとソースがたっぷりかかっているイメージだが、「ケイ・コレクション」ではシンプルなソースが添えられているだけ。極上の和牛の肉の旨味を直接味わうことができる。フレンチでありながらもシンプルな調理法で仕上げるステーキには、“和牛は世界で通用する素晴らしい食材”という小林シェフの思いが込められている。和牛にリスペクトするかのように、使用するステーキナイフも、福井県の龍泉刃物製だ。デザートは、「とらや(TORAYA)」のあずきを使用した抹茶かき氷。練乳のエスプーマ(ムース)を添えてアレンジを加えているが、ペロリと食べられる軽やかさはかき氷ならではだ。
「ケイ・コレクション」の料理一つ一つは、小林シェフの日本の食材と食文化への敬意と愛情が感じられるフレンチだ。日本とフランスの意外な素材、調理法の組み合わせが生み出す軽やかなフレンチは、新しく洗練されたガストロノミー体験を約束する。