円安進み、一時5カ月ぶり158円台 米利下げペース鈍化との見方
26日の米ニューヨーク外国為替市場で円安が進み、一時、約5カ月ぶりに1ドル=158円台まで下落した。米国の利下げペースが緩やかになるとの見方から円安ドル高が進んだ。 米労働省が26日朝に発表した先週分の新規失業保険申請件数は、市場予想より少なかった。労働市場の底堅さが示されたことで、米国の利下げ観測が後退した。また、日本銀行は12月の会合で利上げを見送っており、日米の金利差が当面縮まないとの思惑からドルを買い円を売る動きが広がった。 米東部時間26日午後5時(日本時間27日午前7時)時点では、クリスマス休暇前の24日の同時刻と比べて1円02銭円安ドル高の1ドル=157円97銭~158円07銭で取引された。(ニューヨーク=真海喬生)
朝日新聞社