間取りで後悔、注文住宅に5年暮らして「今だったらこうした」6つのこと
3.シュークローゼットは1坪じゃ使いづらかった
玄関入ってすぐ左側はシュークローゼットを設けました。広さは1坪ほどです。しかし、あまり広くないため、うまく使えていないのです。 自転車を置いたり、上着をかけたりしたかったのですが、中途半端な広さのため、大人用の自転車は玄関まではみ出してしまいます。 思いきって2坪くらいの広さをとって、大人用自転車を置けるようにすればよかったなと後悔。この場所がもう少し広ければ、外用の自転車置き場や、物置を買わずにすんだかもしれません。
4.洗面室と脱衣所は別がよかった!
洗面室と脱衣所が別の間取り、最近の新築住宅では、主流となりつつあるのではないでしょうか。 筆者宅は洗面脱衣所ということで、一緒になっています。一般的な1坪タイプではなく、1.25坪にしたので若干広め。しかし、仕切りがないので入浴時は、洗面脱衣所の入口を閉めることに。 着替えの最中にあけてしまうこともあります。筆者宅は娘2人なので、大きくなってきたら、きっと嫌がると思うのです。 身近に洗面室と脱衣所が分かれた間取りの家に住んだ経験がなかったし、家づくり中にとくに業者からの提案もなかったので、発想が浮かびませんでした。 しかし、SNSなどで最近の住宅間取りを見て、うらやましく感じています。子どもたちの成長とともに、脱衣所の仕切りについて考える必要が出てきそうです。
5.ランドリールームがあったら便利だった
これはガス乾燥機を使い始めてから感じていることです。 筆者宅は住み始めて4年ほどオール電化住宅でしたが、昨年ガス乾燥機を導入しました。ほとんどの衣類を乾燥機にお任せできるようになったので、干す洗濯物はごくわずか。 ガス乾燥機にかけられない衣類も、わざわざ外干しする必要もないので、現在はリビングの片隅に部屋干ししています。ただ、それだと生活感が出てしまうのがネックです。 洗面脱衣所に室内干し用の竿を設置して、ランドリールーム的に使えたら便利だったのにと感じます。
6.寝室と書斎は別にすればよかった
モデルハウスで見た書斎にあこがれて、2階の寝室の一角に書斎スペースを設けました。しかし、残念ながらまったく使っていません。 まず寝室でパソコン作業をすることがないのです。「つくったから使うだろう」という考えはよくないですね。 実際にパソコン作業をする場所はリビングなので、リビングの一角にスタディスペースを設けた方がよかったかもしれません。 今振り返ると、もともと住んでいた中古住宅がかなりの狭小でしたので、家づくりでは、「新築に住める」「広い家に住める」というだけで、かなり浮かれていたようです。 ですから、生活の細部の想定ができていなかったというのが、失敗の要因だったのだと思います。
髙宮樹莉