モチベーションと集中力を飛躍的に高める「勤務時間の組み立て方」のコツ8つ
筆者は1日に最低3時間、仕事に専念できる時間を確保しています。それさえあれば、1週間の仕事を完璧にこなすことができます。 これはコーチ兼ファシリテーターの経験から確信したことですが、役職を問わず誰しも、毎日の勤務時間中に邪魔の入らない集中できる時間が必要です。 エンジニアは、エラーのないコードを書かなければなりません。管理職は、部下との1対1の面談をこなすスケジュールを組み立てなければなりません。あちこち飛び回る営業マンは、情報ルートを整理する時間が必要です。 専念できる時間を得ることで、モチベーションと集中力が驚くほど高まるクライアントを数多く見てきました。 そうはいっても、邪魔の入らない時間帯を確保することは、そうそう簡単ではありません。 会議やメール、家族と過ごす時間などの間で、バランスを取る必要があるからです。 そんななかで、1日に3時間もの集中時間を確保するなんて、不可能に思えるかもしれません。 でも、トライしてみる価値はあると思うのです。そこで、筆者がこのスキルを習得した方法を紹介しましょう。
仕事量の見積もりを適切に&会議の有無でやることを変える
筆者は内向的なので、仕事を終えるとぐったりして、充電が必要になります。特に会議が多い日は、夕方の時間をうまく使えません。同じように、1日中エネルギーを維持できない人は少なくないでしょう。 また、会議終了後のことを考えながら会議に出ていると、建設的な議論はできません。会議中は、目の前に存在する人と議題に集中しなければならないのです。 そこで筆者は、会議の多い日は、重要な案件ではなく、急ぎの案件にしか手を付けません。それも、会議と会議の合間にこなせる分量のものに限ります。 仕事量の見積もりを誤ったときは、同僚と一緒にその日のアウトプットを見直します。 一方で、会議が少なめの日には、重要な案件をやっつけます。脳のパワーを要するような、長期案件を終わらせるのです。 また筆者は、過小に見積もりがちなタスクや、関係者との議論が必要なタスクの分析を欠かしません。 そうすることで、自身のタイムマネジメントスキルの改善点が見えてきます。