【詳報】生後4カ月の息子を虐待 右頬殴る暴行、10日間のけが 傷害容疑で21歳の父親逮捕 岡山県倉敷市
生後4カ月の息子の顔を殴ってけがをさせたとして、岡山県警捜査1課と玉島署は12日、傷害の疑いで父親の無職の男(21)=倉敷市=を逮捕した。「泣きやまなかったことに腹が立って暴力を振るった」と容疑を認めている。 県警によると、男児は顔のけがとは別に骨折もしており、日常的に虐待をしていた可能性も視野に捜査を進める。 逮捕容疑は9月4日から5日の間、自宅で男児の右頬を素手で1回殴り、10日間の皮下血腫のけがを負わせた疑い。 県警によると9月7日、男児の様子の異常に気付いた容疑者が119番。2日後に県倉敷児童相談所から「救急搬送された乳児の全身に複数の皮下出血があり、骨折なども認められる」との通報があり、関係者への事情聴取などから容疑を固めた。 容疑者を巡っては5月、夫婦げんかの通報で駆け付けた署員が男児への身体的虐待を確認。通告を受けた倉敷児相は、男児の安全確認や両親の面接を継続的に行っていたという。県警が詳しい経緯を調べている。