松井裕樹が四球を“激減”させたワケ
「やっぱり強く投げて、遠くに投げる。大きく投げる、全力で投げることを普段からやっていれば、マウンドでも『普段からやっていることの一つ』で投げられる。全力でキャッチボールしていない中でいきなりマウンドで全力で投げるボールをコントロールするのは難しい」
米国では60~70メートルの遠投をする投手は珍しい。20~40メートルほどで強い球を投げる調整法が一般的だ。ただ、松井は遠投を取り入れ、日本時代の調整法に戻ることで安定感と制球力が備わった。
ナ・リーグ西地区では、ドジャースが首位を走る。独走を止め、逆転地区優勝に望みをつなぐ。松井はブルペンでいかなる役割も務め、チームに貢献している。
(文・山田結軌=サンケイスポーツMLB担当)
山田 結軌