ハイレベルなMFが揃う中でもペドリの才能は特別 スペイン代表の躍進に欠かせない天才の輝き「より自信を持ってプレイしている」
怪我の不安はあるが……
EURO2024へ調整を続けるスペイン代表は、5日にアンドラ代表と親善試合を戦って5-0と大勝を収めた。まずはEUROへ幸先の良いスタートだ。 このゲームでもそうだが、やはりスペイン最大の強みは中盤にある。アンドラ戦ではジローナの3位躍進に貢献したアレイクス・ガルシア、ビジャレアルで2ゴール14アシストの成績を残した22歳と若いアレックス・バエナ、怪我の問題と戦い続けるバルセロナのペドリが先発。 途中からはバルセロナで評価を伸ばしたフェルミン・ロペス、レアル・ソシエダの中盤をコントロールするマルティン・スビメンディも登場。他にもパリ・サンジェルマンMFファビアン・ルイス、マンチェスター・シティMFロドリ、レアル・ソシエダMFミケル・メリーノ、アトレティコ・マドリードMFマルコス・ジョレンテと様々なタイプのMFが揃っており、世代交代した今のスペインも中盤はかなり豪華だ。 その中でもキーマンはペドリとなるだろうか。怪我の問題だけがネックだが、攻撃面に与える独特な創造性は他の選手を圧倒するものがある。スペイン『MARCA』によると、スペイン代表監督ルイス・デ・ラ・フエンテもペドリのコンディションが上がってきていると手応えを口にし、期待をかける。 「彼は以前のレベルに戻るだろう。彼はより自信を持ってプレイしていると思う。彼には素晴らしい才能がある。常に彼から最高のプレイを期待できる。彼のプレイには非常に満足しているよ」 ペドリには元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタのような役割を期待したくなるが、EUROでスペインを高みへ導けるか。
構成/ザ・ワールド編集部