小林雅英氏が野球教室「原因を分析し、対策を考えることが重要」
今季限りで社会人野球・エイジェックの投手総合コーチを退任した小林雅英氏が、12月8日、埼玉県吉川市で野球教室を開催した。この催しは『NPO法人 吉川ウイングス』が主催し、市内の少年野球チームの指導者と小中学生の投手25名が参加した。 吉川ウイングスは、NPO法人として少年野球大会の主催や地域の環境整備に取り組み、SDGsや野球の振興に関わる活動を行いながら、埼玉県内を代表する強豪チームとしても活躍しているユニークなチームだ。 小林氏は指導者向け講習とピッチング指導を実施。技術だけでなく、思考の重要性についても説き、「エラーやミスをそのままにせず、選手と指導者が一緒に原因を分析し、対策を考えることが重要」と呼びかけた。日米通算234セーブを挙げた名投手からのアドバイスに、参加者は熱心に耳を傾けていた。 また、全国各地で“アローズラボ・ジム”を運営する株式会社スポーツ科学による『走り方講座』も行われ、選手や指導者たちは速く走るために必要なポイントの解説や実技指導を学んだ。 野球離れが叫ばれる時代ではあるが、野球の火を絶やさないための取り組みは、これからもますます広がっていくだろう。
アスリートマガジン編集部