ジェラート好きから圧倒的に支持される『Gelato 9.』(二子玉川)の個性派フレーバーがとびきりおいしい理由
美味しさの秘訣3. 元フレンチ料理シェフの、個性的な素材の組み合わせ
山崎さんがフレンチで磨いた技と感性が生きる『Gelato 9.』のジェラート。「ポップコーン&ソルト」「梨&パルミジャーノ・レッジャーノ」など、ラインナップに並ぶ珍しい素材の組み合わせは、どうやって思いつくのでしょうか。 「旬の食材をメインに考える際、私はフランス料理出身なので、相性がいい素材は外さずにチョイスできるんです。そこからのアプローチの仕方、素材をどう効かせるかを調整していきます。2つの素材を完全に混ぜ合わせて味を一体化させるのか、ちょっとセパレートさせてどちらかを強くさせるのか。どのアプローチがもっともおいしいのかを常に探っていますね」 2つの素材のおいしいバランスを調整しながら、唯一無二の食感や風味が完成。特に果物に関しては、口当たりをあえて滑らかにし過ぎないよう作っているのだとか。
「果物は目の粗いもので裏ごしして、少し果実味を残しています。例えば“No.8 すもも&バニラ”の場合、すももの実が完熟していて甘ければ、酸味がある皮の量を増やすというように、あえて荒々しく作ることも。皮を入れることで、生の果物をかじった時の“野性味”が出るんです。素材の“野性味”は持ち味だと思うので、それを生かして作るところがこの店のオリジナリティだと思います」
豊かな風味はアルコールとのペアリングもおすすめ!
ちなみに山崎さんの個人的な推しは「緑茶&セミドライ無花果」。普通は「抹茶」を使うところ、同店では「緑茶」を使用しています。 「セミドライ無花果を少し柔らかく煮てなめらかにしてから、緑茶のジェラートに入れています。緑茶は抹茶より苦みが強い分、ごろごろと入った無花果の甘さとの相性は抜群。ドライフルーツは糖度が高いので凍らず、さらに柔らかい食感でおいしいですよ」 同店ではオリジナルブレンドコーヒーをはじめ、自家製レモンシロップを使ったレモンスカッシュや大分県中津市の日本茶などのドリンクほか、多彩なアルコールドリンクも用意。バーテンダー・篠原誠人さんが手掛けるハイボールやカクテルとジェラートのペアリングも楽しめるのが魅力です。