桂雀々さん死去 大平サブロー追悼 14歳雀々さんに敗北してから半世紀共演 来月も2人会の予定だった
落語家・桂雀々さん(本名・松本貢一、まつもと・こういち)が11月20日に、肝不全により死去した。64歳。22日に所属事務所が公表した。葬儀は近親者で執り行った。 【写真】在りし日の桂雀々さん 大阪市出身「四天王寺」をバックに弾ける笑顔でポーズ 大平サブローが追悼談話を発表した。【以下全文】 64歳と言う若さでの旅立ちに、寂しさと無念さを感じており、今だに事実とは捉えられずにいます。 彼とは雀々さんが14歳、僕が18歳のおりにTBSの「銀座ナウ」の素人コメディアン道場というコーナーで一緒になり対決して、木っ端微塵にやられたのが出会いです。 いやはや、今と変わらずテンポもキレも抜群でとても素人とは思えない天才14歳でした。 数年後にお互いにプロになり朝日放送の番組で再会して「一緒にがんばろな!」とエールを送り合ってそこから度々、ラジオやイベントをやり、イベントでは、年1回の数十回続けた「サブロー&雀々の二人の世界」で彼から僕は落語の手解きを受け、僕は彼に漫才を教えるという関係で楽しい時間を共有しました。 漫才センスも抜群で漫才でもスターになってたと思います。僕とは息も合いましたね。 12月に「帰ってきたサブロー&雀々の二人世界2」をやる予定でしたが倒れたと聞いて、回復してから改めて来年の春になんて軽い気持ちでいましたが、まさかまさかの事で。 いずれまた僕も天国に行くでしょうからその時は、「あの世の二人の世界!」をやってみたいです。それまでは天国で誰とも漫才はやらずに待っててくださいな。 謹んでご冥福をお祈りいたします。合掌