大手企業の冬のボーナス、平均92万5545円で3年連続の増加…建設業は前年比20%超
経団連は26日、大手企業の冬のボーナス(賞与・一時金)の妥結結果を発表した。平均妥結額は前年同期比2・11%増の92万5545円で、3年続けて増加した。
原則として従業員500人以上の企業を対象に、21業種161社(約78・6万人)の妥結結果を集計した。前年と比較できる19業種のうち、16業種が前年を上回った。建設業の増加率は20・48%で最も高かった。受注が好調なうえ、人手不足に対応して、賃上げの動きが進んだことも影響した。業績が回復した電力も11・54%増だった。
製造業は前年同期比2・52%増の96万54円となり、比較可能な1997年以降で最も高い。非製造業は2・35%増の84万7549円だった。
経団連では「月例賃金の引き上げが進んだことで、賞与も増加した形だ。賃上げのモメンタム(勢い)は加速している」と分析する。