トヨタ・ヤマハ・三井住友海上がヤマハ発動機の株を売却 政策保有株の解消で
ヤマハ発動機は23日、トヨタ自動車、ヤマハ、三井住友海上火災保険の3社が、それぞれ保有するヤマハ発の株式を売却すると発表した。3社合計の売却数は3791万3300株。23日の終値ベースで換算すると約485億円相当になる。政策保有株の解消が目的。株主層の拡大と流動性の向上につなげる。ヤマハ発は保有するトヨタなどの株式売却について、現時点では未定とする。 売却数はトヨタが1875万株、ヤマハが1800万株、三井住友海上が116万3300株。トヨタは保有株の50%、ヤマハは38%となる。ヤマハ発の発行済み株式数は10億5千万株で、トヨタの出資比率は約1.8%、ヤマハの出資比率は約2.8%に低下する。 売却額は9月2~5日のいずれかの終値から最大1割引いた価格とする。これとは別に、需給状況に応じてオーバーアロットメントを実施し、最大568万6900株を売り出す。