レザーアイテムのエイジングを楽しむなら「IL BISONTE(イル ビゾンテ)」の他にはない
世界三大レザーのひとつイタリアンレザー
ワニー氏が“IL BISONTEの命”というぐらい重要な存在であるイタリアンレザーについてお話を伺っていこう。 「イタリアンレザーはトスカーナ州のサンタ・クローチェというエリアで作られており、IL BISONTEのアイテムづくりには欠かせません。イタリアンレザーができるまでにはすごく手間がかかります。バケット製法といって、天然の植物から採れたタンニンでなめし、オイルの加工などを施したベジタブルタンニンなめしは、レザーとして仕上げるのに1ヶ月以上かかるといいます。
簡易的なクロムなめしが増えていくなか衰退した時期もあったのですが、昔ながらの製法を守ろうということで、今は植樹したりなどのルールづくりをしながら、伝統的なイタリアンレザーは今も作り続けられています。 さらに協会があり、昔ながらの製法を守る高い技術を持つタンナー(革なめし工場)に認定を出し、イタリアンレザーの品質維持も行われています」
IL BISONTE最大の特徴であり、人気の要因でもあるエイジングについて知っていこう。下の写真を見てほしい。向かって左上から右下にいくにつれてエイジングしていることがわかる。使えば使うほど“アジ”が出て、育てていくような楽しさがファンの心を掴んできた。ここからはエイジングのお話をさらに伺っていこう。
「ヌメ革を使い続けると表面が滑らかになり、色もアメ色になり、ツヤが出てきます。クリームなどを塗っているわけではなくただ使い込んでいくだけでそうなってくるんです。これもイタリアンレザーの特徴だと思います。 裏地のない一枚革でできているので、その人の使い方によって形も変わっていき、自分に合った道具のような存在になっていくのがIL BISONTEのエイジングアイテムの特徴です」
IL BISONTEの揺るぎない定番アイテム
ここでIL BISONTEの定番中の定番アイテムを紹介してもらおう。 「IL BISONTEのアイテムは全部で700品番ほどあるんです。同じ直営店でも入荷しているアイテムが異なるというのも特徴的かもしれません。イタリアと日本でも違えば、日本の中でもお店によって入荷するアイテムが違います。そんななか、ロングセラーの定番アイテムをご紹介します。 最初に、スタンダードな2つ折りのレザーウォレットからご紹介させていただきたいのですが、内側は札入れ、カードケース、コインケースと必要最小限のディティールのみ配置しています。シンプルな仕様で長く愛されているブランドの代表的なアイテムになっています」