ADHDかつ自閉症と診断された英モデル「何年間も自分は『変わり者』で『怠け者』で『愚か』だと責め続けた」と告白
ADHD×自閉症はさらに危険?
女性は自分の症状を隠し、周囲に溶け込んで社会的な期待に応えようとする傾向がある。そのため、長年の苦悩を誰にも理解してもらえず、メンタルヘルスの問題が深刻化するケースが多いのだという。さらに、自閉症の女性は自閉症の男性よりも自殺を試みる確率が2倍高く、自閉症の人全体の自殺リスクは一般の人より9倍高いとされている ADHDと自閉症が組み合わさると、事態はさらに複雑になる。ADHDは何事にも勢いよく「はい」と答える一方で、自閉症は「いいえ」と叫ぶ。ADHDの衝動性や創造性は、「初っ端からテキーラショットを飲んで、その場を盛り上げようとする」といった複雑な解決策を生むことがある。自閉症はルールを作り、ADHDはそれを破るため、しばしば自己破壊的な行動に陥ってしまうのだ。 自閉症と診断された後、これまでの人生で私が身につけてきた“創造的なアジャストメント(調整)”が、はっきりと見えてきた。会話ごとに台本を作ったり、望まない状況に自分を追い込んだり。本当の自分のことがまったくわからなくなっていた。私に見えていたのは、環境に合わせて常に変化するキャラクターでしかなかった。 AuDHDの女性を支援する団体「Autistic Girls」の線密なアセスメントを通じて、私はようやくサポートを得ることができた。自分の脳を理解することで深い肯定感を得られた。まるで、自分自身に初めて出会えたかのような感覚だった。 ※この記事はイギリス版ウィメンズヘルスからの翻訳をもとに、日本版ウィメンズヘルスが編集して掲載しています。