ADHDかつ自閉症と診断された英モデル「何年間も自分は『変わり者』で『怠け者』で『愚か』だと責め続けた」と告白
※本記事には、自殺に関する記述が含まれています。心身への影響を懸念される方は、閲覧にご注意ください。 【写真】ADHDかつ自閉症と診断された英モデル、朝のテレビ番組でADHDを取り巻く問題について堂々と語る 初めて「自閉症かもしれない」とセラピストに打ち明けたときは、笑われた。彼女の知る自閉症の子たちと私は随分違ったらしい。自閉症のはずがないと言われた。 それから4年後に自閉症のアセスメントを受けたとき、「マスキング」に関するテストが送られてきた。これは、「ニューロダイバージェント(※)の特性を隠して自分を“普通”に見せる能力」を測るもので、結果はほぼ満点だった。 (※ニューロダイバージェントは、神経の多様性という考え方に基づく言葉で、主に自閉症、ADHD、学習障害などの特性を持つ人を指す際に使われる) まるで初めてメガネをかけたときのようだった。これまでの私のすべての経験が、自閉症とADHDによって形作られてきたことがはっきりとわかる瞬間だった。私の人生はずっと、周りから「普通」に見られるように、一つひとつの行動を綿密に計画しては、莫大なエネルギーを費やしていた。 自分にも他人にも仮面を被ってきた。何年もの間、自分を「変わり者」「怠け者」「愚か者」だと責め続けながら、誰からも受け入れてもらえない理由を理解できずにいた。何よりも、自分自身が受け入れていなかった。 2013年までは、自閉症とADHDが同じ人に診断を下されることはなかった。今では、これらの神経発達障害が50~70%の確率で併存していることが研究で示されており、「AuDHD」として知られている。 ADHDの治療を受けた後に自閉症でもあることに気づく割合は2/3。これは、意思決定や衝動性、感情のコントロールといった実行機能スキルの発達が30%遅れていることにも関連しているという。 私がADHDと診断されたのは、25歳のときだった。自殺を考えるほど追い詰められた後だった。残念だけど、これは珍しい話ではない。ADHDを抱える女性の4人に1人は自殺を試みたことがあり、自殺リスクは一般的な人の5倍高いことがわかっている。 その6年後、私は再び自殺願望に陥り、自閉症のサポートが必要であることをようやく認めた時期だった。ADHDの症状はだいぶコントロールできるようになり、10年ぶりに1年以上同じ場所に住み続けることができた。でも今度は、今度はその場所から離れられないことに苦しんでいた。