名脇役・矢柴俊博、早大時代の実体験生かした一句で俳句ランキング1位…留年し7年半在学の理由明かす
俳優の矢柴俊博(53)が14日放送のTBS系「プレバト!!」(木曜・午後7時)に出演。「俳句ランキング」で堂々1位に輝く一幕があった。 「俳句ランキング」に「Travis Japan」川島如恵留、過去に才能アリ4回の美容家・IKKO、女優・大友花恋、元「和牛」水田信二の4人とともに挑んだ名バイプレーヤー・矢柴。 お題「うっかりミス」で早大在学時代の実体験を生かして詠んだのが「網棚に 置きし卒論 冬の朝」との一句。 「自分はうっかりばかりの人生なんですけど、その中でベスト3に入るミスで…。朝までかかって書き上げた文学部の卒論なんですが、電車に乗って目の高さに網棚があって…。座って降りた時にはなく、網棚に置いたんだと。それで留年しまして。最終的には7年半、大学に通いました」と明かした矢柴。 青春の思い出まで盛り込んだ一句を夏井いつき先生も「エピソードを17音で書くのは難しいんですよね。でも、これは見事。出来事を淡々と書いただけなのに。成功のコツは卒論というモノだけを描く。俳句というのはモノに語らせる。モノを描くことで、その背後を理解してもらう。そのメカニズムを理解してないといけない。現状を淡々と描写しているだけなのに、この後、どうしたんだろう?とか、その時の作者の心情がストレートに読者に流れ込んでくる。さらにテーマのうっかりというのを見事に描いてしまっている。今日はこれが1位」と称賛。 この高評価に矢柴は「やった~!」と、その場でジャンプして大喜びしていた。
報知新聞社