どうなる?!井岡一翔が統一戦を計画していたアンカハスの王座陥落に失望と困惑…新王者との対戦も選択肢に
井岡陣営では、新王者のマルティネスとの統一戦も、選択肢のひとつとして考え、契約の中身をさっそく確認する意向だが、今回、興行を行ったPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)の契約に縛られている可能性もあり、契約内容を精査してみなければ、どうなるかわからない。 元来、井岡の最終目標は、WBCフランチャイズ王者、WBA世界スーパー王者のファン・フランシスコ・エストラーダ(31、メキシコ)だが、延期となったローマン・ゴンサレス(34、ニカラグア)との再戦が最優先でマッチメイクは難しい。 加えて、新型コロナの影響と統一戦を優先することで、WBO側が猶予してくれていた指名試合を、統一戦ができないのであれば行わねばならない。現在の1位は2018年の大晦日に僅差判定で敗れた因縁の元4階級制覇王者のドニー・ニエテス(39、フィリピン)。ニエテスは、昨年、新興プロモーターとして勢いのある「プロべラム」と契約しており、井岡への指名挑戦を“ゴリ押し“してくる可能性もある。 円熟味を増し、ボクサーとしての最盛期に入った4階級制覇王者の2022年は波乱の展開からスタートすることになった。井岡はすでに練習を再開しているという。