女児におぞましい凶行「勝田州彦」が獄中から送ってきた衝撃の手紙 やりとりを続けてきたライター・高橋ユキは「真意を測りかねる」
「真意を測りかねている」
高橋氏が言う。 「これまで一貫して無罪を訴えていたのは何だったのかと、大変驚きました。任意の段階で犯行を認めていた津山事件について本人が否認に転じたのは、死刑を恐れてのことだろうと考えていました。私が『事件当日のことを聞かせて下さい』と手紙で尋ねても、『やっていない』の一点張り。その流れの中で、かつて『自分はトランスジェンダーだ』と書いてきたこともありました。今思えば、だから女児には性的関心がない、つまり犯人ではないと言いたかったのかもしれません。それがなぜ、ここへきて前言を翻したのか、真意を測りかねているところです」 主張は支離滅裂の上、その筆致は異様な高揚感を帯びている――。かような人物は一体、いかに育まれてきたのか――。 後編【「言うことを聞かないから半殺しにしたった」 女児におぞましい凶行「勝田州彦」の父が語っていた息子への虐待】では、勝田容疑者の父の知人の証言などと併せて、勝田容疑者が育った特異な家庭環境について報じる。 「週刊新潮」2024年11月21日号 掲載
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