女児におぞましい凶行「勝田州彦」が獄中から送ってきた衝撃の手紙 やりとりを続けてきたライター・高橋ユキは「真意を測りかねる」
「あれこれと聞きたい気持ちを抑え……」
刑務所の勝田容疑者と21年11月から手紙のやりとりを続けてきた、フリーライターの高橋ユキ氏が言う。 「『津山事件』で勝田容疑者が逮捕された後、他の事件にも関与しているのではないかという情報があったため、接見禁止処分が解除された後、コンタクトを取り始めました」 勝田容疑者からの手紙はほぼ1カ月に1通のペースで届き、これまで40通ほど受け取った。その大半は「津山事件」に関する内容だったといい、 「こちらからは他の事件への関与は尋ねていません。なぜなら当時、本人は津山事件で無罪を主張しており、直接的な証拠もありませんでした。あれこれと聞きたい気持ちを抑え、まずは慎重に接することを心がけたのです」(同)
〈また逮捕されそうですっ〉
そして今夏、大きな“変化”があった。8月22日消印の手紙では、たつの市の事件で取り調べを受けている旨がつづられていたのである。文面では高橋氏に、 〈大事件ですっ!! また逮捕されそうですっ〉 そう呼びかけながら、 〈自分でした事なので仕様がないのですが、あと10年程刑期が追加されそうです〉 と、犯行を認め、続く9月12日消印の手紙にも、 〈また逮捕されそうなことについて。これは嘘ではありませんよ。200%間違いないですね。それも、2件の罪で、です〉
〈嘘をついていて、たいへん申し訳ありませんでした〉
「2件」とは、たつの市の刺傷事件と加古川市の刺殺事件を指しており、 〈どちらも自分がやった事なので、この前刑事に自供したんですよ。初めは今年の5月27日に兵庫県警察の刑事がたつの市の殺人未遂事件の取り調べで来ていたのですが、まず7月3日にたつの事件のことを認めて、そして8月下旬に加古川事件の方を認めたんですよ。途中から取り調べの雲行きが怪しくなって、加古川事件の方も言わざるをえなくなったんですよ〉 などと“告白”しながら、さらに加えて、 〈津山事件もワタクシがやったんですよ。嘘をついていて、たいへん申しわけありませんでした〉 そう記されていたのだった。