強風の中で年越し 気温も下がる 日本海側は元日にかけても雪続く
発達する低気圧や冬型の気圧配置の影響で、きょう(大みそか)午後は、北日本や北陸を中心に天気が荒れる見込み。路面状況の悪化、交通機関への影響、落雷や突風に注意が必要だ。とくに北海道は、あす(元日)にかけて、吹きだまりによる交通障害、強風に十分な注意が必要となる。
今夜はしっかり防寒
冬型の気圧配置が強まるため、きょう午後は全国的に風が強まる見込み。日本海側は広く雨や雪で、荒れた天気が続きそうだ。北日本や北陸の山沿いは次第に雪の降り方が強まり、北海道は太平洋側でも、ふぶきや吹きだまり、電線や降木への着雪、大雪による交通障害に十分な注意が必要となる。
なお、きょうは東・西日本で昼過ぎまで気温が高いが、夕方以降は風が冷たくなる見込み。この時間、普段より暖かさを感じるくらいの所でも、夜間の外出は防寒を意識した服装を心がけたい。除夜の鐘が聞こえる時間帯は、北日本と北陸の山沿いは雪の降り続ける所が多そうだ。
三が日の天気
元日は新潟から北の日本海側で雪が降り、とくに午前中はふぶく所がある見込み。太平洋側は広く晴れて、この時季らしい寒さとなりそうだ。2日(木)冬の天気分布で、日本海側は広く雪や雨となる見込み。
3日(金)は上空に再び強い寒気が流れ込み、とくに3日(金)夜~4日(土)朝にかけては、東・西日本の日本海側で雪の強まる所がありそうだ。人の移動が多い時期と重なるため、最新の気象情報・交通情報を利用するように心がけたい。 (気象予報士・高橋和也)