50代になって思う、女友達との付き合い方とは?【hal 後藤由紀子さんの暮らしのエッセイ】
大人世代だからこそ、適度な距離感を見極めて
子どものころって「一緒に遊ぼう!」「一緒に帰ろう」という言葉だけで仲良くなれるのが素敵です。 大人になると真正面からそんなふうには伝えづらいけれど、なんとなく気が合う、ウマが合うということ、女友達に限らずあると思います。私もそう。 理屈じゃなく、肌が合うという感じ。ささいなことがたびたびシンクロしたり、快・不快の価値観が同じだったり。そんなとき、心の距離もグッと近くなる気がします。 加えて私の場合は、食べることが好きな食いしん坊さん、推し活に熱心な人、愚痴も言うけれど、いつも前向きな人。そんな人たちに惹かれます。 最近は友人から友達の輪が広がっていくことも多いですが、「この人と仲良くなってみたいな」「なんだか気になるな」という人には直接、連絡することも臆さないタイプ。いまはSNSがあるので、それも便利ですね。 それから、付き合いが長い友達とは言いたいことを言い合うし、注意したりされたりできるのも女友達の良さだと思います。 とはいっても、すべてをさらけ出したい人もいれば、適度な距離感を保ちたいという人も。 私はわりと「聞き役」に回るシーンが多いのですが、そのあたりを自分なりに見極めて、大人世代の友人関係を模索しています。
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