三島喜美代さん、上村淳之さん、林聡さん…逝った関西美術界の巨星をしのぶ
植松のほかにも木村秀樹や榎忠、名和晃平など名だたる美術家たちが展覧会を行い、若い作家たちの成長も支援してきた。
30周年に出版した「アートの奇跡」のなかで「ノマル誕生」を振り返って執筆したテキストのタイトルは「人はアートがなくても生きられるが、活きるためにはアートが必要である。」。その思いを胸に励んだ。
「35周年の記念展もやりとげ、通夜も葬儀もギャラリーで行った。60年、やりたいことをやったあっぱれな人生だったんじゃないか」と植松は振り返った。(正木利和)