編集部おすすめアートイベントTOP5: 約250点が集結!高橋龍太郎コレクション展、奈良原一高、マン・レイらの作品から問う「写真を見る」ということ
3.「空間と作品」(アーティゾン美術館)
⚫️144点の名画が空間演出で得る新たなイメージ 今日では公共的なものとなっている美術品がどのような状況で生まれ、どのように扱われ、受け継いでこられたのか、その時々の場を想像し体感する展覧会。照明家が再現する江戸時代の照明や、インテリアスタイリストが手掛ける夢のリビングなど、来場者が様々なイメージを膨らませることができる空間演出の中で作品を楽しむことが出来る。 作品は、古今東西、様々な分野を網羅する石橋財団コレクションからモネやセザンヌ、藤田嗣治、岸田劉生、琳派から草間彌生ら現代アートの作家まで144点を集めた。おなじみの名画も展示空間の変化によってまた違った鑑賞体験ができるだろう。 「空間と作品」 会期:7月27日(土)~10月14日(月祝) 時間:10:00~18:00(金曜は20:00まで、入館は30分前まで) 場所:アーティゾン美術館(東京都中央区京橋1-7-2) 休館日:月曜(祝日の場合は翌日)
4. 日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション(東京都現代美術館)
⚫️高橋龍太郎の眼が選んだ日本の現代美術を象徴する作品群 現在までに3500点を超える高橋龍太郎コレクションは、日本の現代美術の最も重要な蓄積として知られている。本展は、それらのコレクションから時代に対する批評精神あふれる作家115組、約250点の作品とともに辿る。 展示される作品は、草間彌生や横尾忠則、合田佐和子をはじめとする巨匠の初期作から山田康平、友沢こたお、土取郁香ら若手アーティストの作品まで幅広い。日本の現代美術史の入門編でもあり決定版ともいえる展覧会。この機会に是非見ておきたい。 日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション 会期:8月3日(土)~11月10日(日) 時間:10:00~18:00(入場は30分前まで、8月の金曜は21:00まで) 場所:東京都現代美術館(東京都江東区三好4-1-1) 休館日:月曜(祝日の場合は翌日)
5. 「XTR」(WALL_alternative)
⚫️多様な文化を横断するギャラリーが協働 コンテンポラリーアートをはじめ、音楽など多様な表現文化を横断するプログラムを展開する気鋭ギャラリーであるギャラリー・CON_とWALL_altenrnativeが協働して企画された展覧会。 ロンドンを拠点に都市環境における緊張、解放、楽観主義、そしてジェントリフィケーションに焦点を当てた作品を制作しているInagakiが東京初の展示をするほか、藤田紗衣は2メートル超におよぶ巨大ドローイング、GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAEと山本和真は本展のために制作した新作、Taewon Ahnはデジタルとアナログ世界の両面に共存するアート作品を展示する。 「XTR」 会期:8月7日(水)~ 8月31日(土) 時間:18:00~24:00 場所:WALL_alternative(東京都港区西麻布4-2-4) 休館日:日曜
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