編集部おすすめアートイベントTOP5: 約250点が集結!高橋龍太郎コレクション展、奈良原一高、マン・レイらの作品から問う「写真を見る」ということ
1. 川田知志 「築土構木」(京都市京セラ美術館)
⚫️川田知志が伝統技法で表現する「郊外」 川田知志は、都市や郊外の均質化した景観にあるその地域に特徴的な要素を題材として、伝統的なフレスコ画の技法を用いながら作品を制作している。 本展では都市と都市をつなぐ「郊外」をモチーフに、色とりどりの造形を地上と地下の展示空間全体に展開している。地上では壁画の表層を移し替える技法「ストラッポ」を用いた作品が3面のガラスの壁面を覆い、地下の展示室では、地上と同じ下絵を用いて再構成したインスタレーション作品が展示されている。本展の会期の最後には地下の壁画が剥ぎ取られ、私たちの声や記憶を宿した、新しい風景が立ち上がることとなる。 川田知志 「築土構木」 会期:7月16日(火)~10月6日(日) 時間:10:00~18:00(8月24日以外の8月金土は 20:00 まで) 場所:京都市京セラ美術館(京都市左京区岡崎円勝寺町124) 休館日:月曜(祝日は除く)
2. 「TOPコレクション 見ることの重奏」(東京都写真美術館)
⚫️選りすぐり14作家の作品から問う「写真を見る」ということ 約3万7000点を超える収蔵作品のなかから、「見ることの重奏」をテーマに選び抜かれた名品を中心に、見るということを問い直す。時代も地域も異なる作家による作品が一堂に集まり、その立ち位置によって変わる「写真を見る」という行為や経験について思考をめぐらせる場となっている。 出品作家は、ベレニス・アボット、ウジェーヌ・アジェ、アンナ・アトキンス、チェン・ウェイ、スコット・ハイド、アンドレ・ケルテス、ウィリアム・クライン、奈良原一高、マン・レイ、杉浦邦恵、 モーリス・タバール、寺田真由美、マイナー ・ホワイト、山崎博。 「TOPコレクション 見ることの重奏」 会期:7月18日(木)~10月6日(日) 時間:10:00~18:00(木金は20:00まで、8月30日までの木金は21:00まで、入館は30分前まで) 場所:東京都写真美術館(東京都目黒区三田1-13-3) 休館日:月曜(祝日の場合は翌日)