目撃したら絶対イイことあるかも!? なかなか見ない[激レア限定スポーツモデル]4選
■「ロングノーズ&ロングテールが限定車の証」日産・フェアレディZ タイプE
2000年にZ32が生産終了となり、一度はその名が消滅したフェアレディZ。 しかし、2002年にはスカイラインと同じプラットフォームを用い、Z33として復活した。  そんなZ33にも特別なモデルがあった。それが、2004年1月に約1カ月間の期間限定で発売されたタイプEだ。 NSXタイプR GTと同じホモロゲモデルという位置付けで、バージョンSをベースにロングノーズバンパー、ロングテールバンパー、サイドフィニッシャーといった専用エアロを装着。 これらにより全長は315mm延長され(フロント180mm、リア135mm)、見た目の雰囲気は大きく変わった。 ただし、ベース車との違いはこれだけで、エンジンのほか、サスペンションやブレーキは変更無し。ミッションは6MT、外板色もダイヤモンドシルバーのみの設定だった。 価格はびっくり、ベース車(330万円)の倍近い650万円!これが原因かどうかは定かではないが販売台数は少なく、レアな限定車であることは間違いない。 ちなみに、バージョンSをベースにタイプEと同じエアロを装着し、ニスモが全方位においてチューンしたコンプリートカー「フェアレディZ S-tune GT」も同時に発売された。
■「WRカーのイメージを再現したロードゴーイングカー」スバル・インプレッサ22B-STiバージョン
レガシィの後を担うマシンとしてWRCに投入されたインプレッサ。その勢いと活躍は期待以上のもので、1995年から3年連続でマニュファクチャラーズタイトルを獲得。それを記念し、1998年に400台限定で発売されたのが22B・STiバージョンだ。 この22Bは「インプレッサ・ワールドラリーカー97」のイメージを落とし込んだ、WRカーのロードゴーイングモデル。 2ドアのリトナをベースにしたボディは、80mmワイドなブリスターフェンダーを採用しつつアルミボンネットや大型2段可変スポイラーを装備。 前後バンパーはWRカーのイメージを踏襲しながら、ロードユースにマッチするようアレンジされている。 エンジンもスペシャルで、EJ20よりもボアを拡大した2.2リッターのEJ22改を搭載。鍛造ピストンやメタルガスケット、STi Ver.III用タービンなどを組み、最高出力は280psにとどめながらフラットなトルク特性を重視した。 そして、足回りはビルシュタイン製ダンパーとアイバッハ製スプリング、ピレリ製タイヤというWRカーと同一ブランドのパーツでチューンされている。 このように、すべてにわたって手が入れられた22Bは、WRカーの雰囲気をストリートで楽しめる数少ないモデルだ。