週末みたい展覧会5選。今週は銀座メゾンエルメスで始まる内藤礼「生まれておいで 生きておいで」や「フェミニズムと映像表現」など【9月第1週】
【東京】畠山直哉 「津波の木」(タカ・イシイギャラリー)
自然・都市・写真の関わり合いに主眼を置きながら、豊かな詩情をもって鑑賞者に届けられる作品で世界的に高い評価を得るアーティストの畠山直哉。タカ・イシイギャラリーでは8年ぶりの個展となる本展では、太平洋沿岸部に残された、津波の痕跡をとどめる樹木や風景を記録した作品群「津波の木」から10点、2022年に高知県で撮影された新作「Kochi」より、津波避難タワーを被写体とした作品30点が展示される。 会場:タカ・イシイギャラリー 会期:8月31日~9月28日
【東京】ハルーン・ミルザ 「Ceremonies and Rituals」(SCAI THE BATHHOUSE(スカイザバスハウス))
社会政治的な背景に言及するアシッド・ハウスから、サイマティクスやシャーマニズムの儀式の研究まで、ハルーン・ミルザは音、光、電流を媒体として一貫した探求を続けており、その姿勢は他のアーティストの協働するアプローチによってさらなる広がりを見せている。本展では初公開となる2チャンネル映像のインスタレーション《Cymatic Ceremony》(2024)や近作シリーズ 《Ogdoad Interstellar Magnet(Solar Cell Circuit Compositions)》など、アーティストの近年の活動が紹介される。 会場:SCAI THE BATHHOUSE(スカイザバスハウス) 会期:8月27日~10月12日
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