「イエス、シー・キャン」 オバマ氏、自らの勝利スローガンでハリス氏支持
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【8月22日 AFP】米国のバラク・オバマ(Barack Obama)元大統領は20日、シカゴで開催中の民主党全国大会で演説し、自らが大統領選で勝利した際の選挙スローガンになぞらえた「イエス、シー・キャン(Yes She Can、彼女はできる)」を用い、民主党候補となったカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領への支持を示した。 民主党候補としてハリス氏が正式指名される大会で、オバマ氏は満員のアリーナから熱狂的な拍手と歓声で迎えられると「トーチは引き継がれた」と語った。 さらに「カマラ・ハリスはこの仕事をする準備ができている。彼女こそ、声を必要とする人々のために闘ってきた」「皆さんを見て、皆さんの声を聞き、皆さんのために日々闘う人物だ」とハリス氏を称賛。自身の大統領選のスローガンだった「イエス、ウィー・キャン(Yes We Can、わたしたちはできる)」を想起させる「イエス、シー・キャン」というフレーズを用いると、集まった会場の人々も同様に連呼した。 オバマ氏の演説の前には、妻のミシェル・オバマ(Michelle Obama)氏が登壇。2008年大統領選の別のスローガンを用いて「希望が今また伝染している」と述べた。 この日登壇したもう一人のスターは、2016年に米主要政党初の女性大統領候補となったが、ドナルド・トランプ前大統領に敗れたヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)元国務長官だ。クリントン氏は、ハリス氏がこの国で「最も高く、硬いガラスの天井」を破る人物になるだろうと述べた。 米調査会社ニールセン(Nielsen)によると、19日の民主党全国大会初日の視聴者数は2000万人で、共和党全国大会初日の1810万人を上回った。(c)AFPBB News