「3強」混戦予想の箱根駅伝 青学大は山の実力者登録 国学院大は全日本出走4人が補欠
前回大会総合優勝の青学大、10月の出雲全日本選抜、11月の全日本を制した国学院大、そして2年ぶりの優勝を狙う駒大の「3強」による混戦が予想される第101回大会。29日に発表された区間エントリーでは主力選手を補欠に回し、各校の監督は頭を悩ませる年越しとなりそうだ。 出雲、全日本いずれも3位に沈んだ青学大の原監督は「区間が増えて、(一区間の)距離が伸びれば青学の力を発揮できるのではないか」と2年連続の栄冠を見据える。「山」の2区間には5区若林宏樹、6区野村昭夢と実績のある2人を置いた。前回大会2区区間賞の黒田朝日と同3区区間賞の太田蒼生を補欠登録。国学院大の平林清澄、駒大の篠原倖太朗が控えるエース区間2区にどちらをぶつけるのか注目される。 国学院大は平林、3区山本歩夢で先行逃げ切りを図る青学大に食らいつき、復路勝負に持ち込みたい。前回大会で苦しんだ山上りの5区には高山豪起を登録した。日本学生ハーフ覇者の青木瑠郁ら全日本で走った4人を補欠に回し、豊富な選手層を最大限生かせる配置を最後まで模索する。 駒大は1年ぶりの大学駅伝復帰戦となる佐藤圭汰、全日本8区区間賞の山川拓馬と主力を補欠登録。山川は平地区間で勝負できる実力もあるが、前々回大会5区区間4位と経験があり、5区の起用も想定される。(石原颯)