パテックにオメガ、グランドセイコーetc. 流行にとらわれない“金の3針ドレスウォッチ”
今、腕時計選びの門前に立つアナタがもし、忙しなく移ろうトレンドよりも、時代を超えてなお変わらない普遍性を重んじるなら、「金の3針ドレス」こそ最良の選択だ。 ▶︎すべての写真を見る 金時計と聞くと、「派手」「これ見よがし」と感じるだろうか。ただ、シンプルなドレスウォッチであれば、さにあらず。 品格を与えてくれるだけでなく、普段の着こなしを格上げしてくれるのは間違いない。また、ゴールドは年を重ねた我々の腕元にこそ、嫌みなくさらりと馴染むのだ。 今回ピックアップしたのは3針だが、実を言うとドレスウォッチの本式は秒針のない2針。ただし、もし普遍性を重視するのであれば、現代のドレススタイルのスタンダードである3針をまず押さえておくべきだ。 金の3針はオーソドックスだからこそ奥深い世界。まずは、代表作ともいえるパテック フィリップ「カラトラバ」をはじめ、厳選のモデルをとくとご覧いただこう。
[BASIC]パテック フィリップ “カラトラバ”
どんな世界にも存在する不動の定番、基本の“キ”。まずはそんな、押さえておきたいベーシックな一本から。 「本物」を見ることで、審美眼も養われるはずだ。 [パテック フィリップ/カラトラバ 6119] ドレスタイプの記念碑的な存在であり、時計のスタンダードを築き上げた大傑作「カラトラバ」。 こちらは、その初期モデルである通称“クンロク(Ref.96)”の系譜を受け継ぐ一本で、植字式バーインデックス&スモセコの組み合わせに、レイルウェイミニッツトラックを配した古典的な顔立ち。 伝統のクル・ド・パリ装飾ベゼルと、柔和なシルバーダイヤルが大人の品を添える。
[STYLE]普遍のなかに、新鮮味を加える選択肢として
時計はそれ単体でも美しい。しかし、「限られた男の装飾」とも言われるように洋服に合わせることで、よりその魅力を発揮する。 ビッグシルエットにアレンジしたアメトラの名門によるBDシャツに、ネオヴィンテージ感溢れる“大戦モデル”のリーバイス「S501XX」。 普遍的なカジュアルスタイルながら、アップデートさせたモノ選びでどこか新鮮味を与えるコーディネイトに。 独自ゴールドのケースに、シックなグレー文字盤を合わせたモダンな「金の3針ドレスウォッチ」も、そんな雰囲気に貢献。