オーナー夫婦は“異色の経歴” 妻は有名雑誌の元編集長・夫は大手メーカー研究職で小説家 妖怪のまちで飲食店オープンのワケとは?
2024年8月、境港市にオシャレな飲食店がオープンしました。 東京から移住してきた夫婦が営んでいるのですが、驚くべきは彼らの経歴です。 有名雑誌の編集長だった妻に、大手メーカーの研究職でありながら小説家の顔も持つ夫。 輝かしい経歴の夫婦が、なぜ境港市で店のオープンに至ったのでしょうか? 【写真を見る】オーナー夫婦は“異色の経歴” 妻は有名雑誌の元編集長・夫は大手メーカー研究職で小説家 妖怪のまちで飲食店オープンのワケとは? 鳥取県境港市、JR境港駅すぐ近くにある真新しい真っ白な建物。 土地柄か、一見妖怪の「ぬりかべ」のようにも見える建物こそが、2024年にオープンした「BORDER」です。 「自然派のきれいな味のワインに、境港のお魚とか海藻とかお野菜とかを合わせて楽しんでもらいたいなって思っていて。」 こだわって選び抜いた種類豊富なオーガニックワインや紅茶などに合わせ、地元でとれた食材をふんだんに使った料理をふるまうお店です。 カマンベールチーズと柚子胡椒をのせた自家製フォカッチャ、境港で水揚げされたマグロを使った特製ツナのサラダなど… BORDERの料理に正式な名前はありません。 全てが「ワインに合う料理」なんです。 店主は、ワインが大好きな山本博樹さん・洋子さん夫婦。 長年、東京・下北沢に住んでいましたが、2024年4月、境港市に移住してきました。 東京でも飲食店をやっていたのかと思いきや… 山本博樹さん 「計量して、混ぜ合わせて、いかに均一に混ぜ合わせるかって。 混ぜ合わせたものを焼いたり、煮たり、蒸したりして、ゴムの部品を作る実験とかをしていました」 なんと、夫・博樹さんの前職は、大手部品メーカーの研究職! 理系一筋だったという博樹さん、店でもエプロンではなく「白衣」を身にまとい、お客さんからは「ドクター」のあだ名で親しまれています。 山本博樹さん 「出来上がったものを評価してみて、良かったらそれで良いし、足りないものは改良する。 料理も同じようなもので、いろいろと味を見るわけですけど、ここが足りないあそこが足りない、足りないとこはもっと伸ばしていくっていう。」