チーズは冷凍可能? チーズの冷凍保存について知っておくべきこと
チーズの冷凍の仕方
ほかの食品と同じように、チーズを冷凍するときは、空気に触れる時間をできるだけ少なくするのがベスト。一番簡単なのは、包装を未開封のまま冷凍すること。「カステロのウェッジタイプのゴーダチーズのように、しっかりと包装されたプラスチック製のパッケージに入ったチーズなら、そのまま冷凍保存できます」とサートナーさんは話す。 開封済みのチーズの場合は、包装を何層か追加する価値あり。サートナーさんは、チーズをラップで包むだけでなく、密閉式のフリーザーバッグに入れることを推奨している。さらに安全に保存したいなら、バッグ内の空気をできるだけ抜くのがおすすめ。 また、シュレッドチーズや粉チーズも冷凍可能。「モッツァレラ、チェダー、そのほかの種類のシュレッドチーズや粉チーズは、元のパッケージのまま冷凍できます」とサートナーさんは話す。「シュレッドチーズの袋の多くは再密封可能なので、小分けにしたり、冷凍庫から出してすぐ料理に使用できて大変便利です」とはいえ、チーズを丸ごとフリーザーバッグで保存する場合と同様に、余分な空気は可能な限り袋から押し出すようにしよう。
チーズはどのくらい冷凍保存が効く?
米農務省(USDA)によると、冷凍庫に入れた食べ物は一応半永久的に安全に食べられる。けれど、ずっと味が美味しいままという訳ではない。「ベストな品質を保つため、冷凍チーズには必ず日付を記入し、妥当な期間内(3~6か月以内)に使い切ることが推奨されます」と話すサートナーさん。「冷凍期間が長すぎると、食感や風味が劣化するリスクが高まります」
冷凍したチーズはどう使うのがいい?
チーズがどれだけ固くて、どれだけ丁寧に包装されていたとしても、解凍後に食感や風味が変化する可能性があります、と言うサートナーさん。「新鮮なときのように、そのまま食べるとおいしくないかもしれません」と彼女は話す。もちろん、解凍したチーズを念のため一切れ味見をしてみるのもよさそう。 解凍したチーズがチーズボードに適さなくなっていても、料理に使用することはできる。サートナーさんは、マカロニチーズなどに溶かして使うことを勧めているけれど、ほかにもピザのトッピングや卵料理のアップグレード、スープに混ぜるのもおすすめ。
translation : Mutsumi Matsunobu cooperation : Yumi Kawamura photo : Getty Images