ティファニーがタイタニック号関係者の遺品の懐中時計を約3億円で落札
「ティファニー(Tiffany & Co.)」が、タイタニック号関係者の遺品であるティファニー製の懐中時計を、オークションで197万ドル(約3億489万円)で落札した。タイタニック号にまつわるアイテムの落札額では過去最高となる。 【画像】700人近い乗客を救ったアーサー・H・ロストロン船長の遺品のティファニー製懐中時計
懐中時計は、1912年にタイタニック号が処女航海中に氷山に衝突して沈没した際に、700人近い乗客を救った客船カルパシア号のアーサー・H・ロストロン船長に対して感謝の意を込めて、事故の生存者である3人の女性から贈られたもの。時計には「1912年4月15日、タイタニック号の生存者3名より、心からの感謝と敬意を込めてロストロン船長に贈呈。ジョン・B・セイヤー夫人、ジョン・ジェイコブ・アスター夫人、ジョージ・D・ワイディーナー夫人」という言葉と、船長のイニシャル「AHR」が刻まれている。 (1ドル=約154円)