ブルージェイズ本拠地のロジャースセンター

　ヤンキースからFAになっているフアン・ソト外野手（26）に、最高額のオファーをしたと噂されるブルージェイズで、ロス・アトキンスGMが地元の記者たちのインタビューに答えている。ネットサイト「ザ・スコア」が報じた。 　ソトとの交渉については「ソトがキャリアの中で非常に重要な局面に立ち、彼や家族にとって大きな意味を持つことに敬意を払っている。スコット・ボラス代理人の交渉のプロセスにも敬意を抱いている。よって交渉についての具体的なコメントは控えます。30球団全てが関心を持っていることは明らか」と詳細は明かさなかった。 　1年前、大谷翔平選手の獲得に動き、一部では「獲得が近い」との誤報も流れ、ファンの期待が一気に高まるも、その後に落胆が広がる混乱を招いた。しかし、球団は積極的な補強姿勢を崩すことはないと語る。 　「チームをより良くするために最善を尽くす以外にない。私たちが集中しているのは、チームを可能な限り強化すること。特定の選手を追求することがファンの興奮を引き起こし、それが失敗した際に失望が高まることは理解していますが、それでも最善を尽くすことが唯一の方法だと考えている」 　大谷選手との交渉から学んだことはありますかとの質問には、「全てポジティブなこと。トロント・ブルージェイズは魅力的なチームで、素晴らしい都市、マーケットで、選手たちは興味を持ってくれている。私たちは魅力を伝える方法を向上させている」と言う。契約交渉において後払いが増えていると思うかと聞かれると「特に増えているとは感じないが、チーム、代理人、選手がオープンに考えているのは確か。ただ選手ごとに優先順位が異なる。大谷選手の場合、チームに柔軟性を与えるという理由で後払いに魅力を感じたと言っていた」と話した。 　佐々木朗希のポスティングで、国際ボーナスプール資金の減少がマイナスになる可能性については「仮にそうだとしても、ボーナスプール資金を獲得する他の方法もあります」と答えている。