大阪府・吉村知事が定例会見6月24日(全文1)感染防止宣言の店にステッカー発行
児童虐待防止に向けたLINE相談
3つ目です。児童虐待防止に向けたLINE相談についてです。この間、児童虐待の防止の取り組みというのは大阪府堺市、大阪市、オール大阪で進めてきました。児童虐待の相談件数というのは過去7年間で2倍に急増してるということです。で、全国最多。そういった状況を受けて、オール大阪で取り組んで児童虐待防止の推進会議というのを設置いたしました。重大な児童虐待をゼロにしていこうという宣言も行っているところです。その一環としてできることをやっていこうというので、そのうちの1つとしましてSNSでの相談、LINEでの相談、皆さんが普段使ってる媒体での相談を受けるというやり方で進めていきます。ちょっと戻ってもらっていいですか。児童虐待件数は増えていってます。で、大阪府と政令市と市町村と府警、警察も合わせた、この推進会議をつくって、オール大阪で進めていこうということです。 そのLINEの中身についてですけども、名称としては「子どもと親の相談らいん@おおさか」を開設いたします。期間ですけども、今年は試験実施ということで来年の本格実施に向けた効果検証のための施策としてやってまいりたいと思います。時期ですけれども、コロナの休校が長引きましたので、できるだけ早く実施しようというので、6月25日から段階的に実施をしていきます。6月25日木曜日の午前11時から。7月1日、これは1時間早めて午前10時からと。7月17日からは24時間で対応します。そして最終週については午前10時から午後9時ということで、ちょっと試行実施ですので期間と時間もばらばらですけど、何が効果的かということも検証しながら進めていきたいと思います。対象は大阪府在住の子供と保護者の方です。
子育ての不安なども気軽に相談を
どういうことをやるかっていうことですけど、まず大阪府在住の子供さん、保護者の皆さんに、こういう制度を作りましたよっていうことをお知らせします。そのカードとちらしをお知らせしますが、どういうものかというと、こういったちらしがありますけれども「子どもと親の相談らいん@おおさか」ということで、児童虐待にかかわらず、ここに書いてあるとおり、子育てが不安だとか、あるいは親のことで悩んでるとか、きょうだいのことで困ってますとか、誰かに話聞いてほしいんですとかと。そういった広い範囲で結構ですので、1人でもう悩まずに気軽に相談してくださいという、間口を広げたLINE相談を、この時間を設定しながら受け付けをいたします。このQRコードで読み込んでもらって友達登録をしてもらえれば、そこで相談をされるということで、具体的な流れなんかもここに書いてます。 このちらしとこのカード、これを全ての公立、私立、国立の小中高校生に、全生徒にお渡しをします。また、それで保護者の皆さんもこれを見ていただいて相談したり、あるいはもうお子さんのほうから直接相談をしてもらえたらと思います。併せて、幼稚園と保育園については、このカードやちらしを園にて配架しますので、ぜひご利用いただけたらと思います。 これをできるだけ周知した上で相談をいただく。相談の相手としましては、専門家に相談の受け付けをしてもらいます。臨床心理士さん、公認心理師さんなどの専門家がこの相談を受け付けます。子育ての悩みであったり、あるいは親子の関わり方の悩みであったり、それに対して助言をさせてもらいます。で、これはちょっと児童虐待事案だなと思うものについては児童相談所へ連絡をしてもらいます。そして児童相談所において適切な対応をするという流れで進めていきたいと思ってます。 これが先ほどの小さなカードを大きくしたバージョンですけども、お子さんも、悩まれてる児童・生徒の皆さん、児童虐待に悩まれている児童・生徒の皆さんは、で、相談する相手がいないんだというお子さん、ぜひこれを使って相談をしていただけたらと思います。われわれ大人のほうで適切に相談を受けて対応していきたいと思いますので、よろしくお願いします。僕からは以上です。 司会:それではご質問をお受けいたします。ご質問の際にはマイクを通していただいて、ライブ中継をご覧になっている方や手話通訳の方が聞き取りやすいようにご質問をお願いしたいと思います。それではご質問のある方、挙手をお願いいたします。