慶大・清原正吾、大学野球最後の打席は空振り三振「僕らしくて良いんじゃないかな」試合後には涙
<東京6大学野球:慶大2-1早大>◇第9週第2日◇10日◇神宮 慶大が早大との接戦を制して、連勝で勝ち点を獲得した。 慶大・清原正吾内野手(4年=慶応)は4打数1安打で大学野球を終えた。試合後には「メンバーやメンバー外のみんな、監督始め家族のみんなに対してありがとうって気持ちがこみ上げて、泣いてしまいました」。「Kiyo」の文字が刻まれた赤いリストバンドをつけた腕で、何度も涙を拭った。 1点を追いかける4回の第2打席では、1死二塁から二塁への内野安打でつなぎ、チャンスを拡大。2死一、三塁から6番本間颯太朗内野手(4年=慶応)の右前適時打で同点に追い付き、連勝に貢献した。 2-1の9回先頭。「大学野球最後の打席だったので、悔いなくフルスイングして終わろう」と、向かった。ラストは早大3番手の田和廉投手(3年=早実)の122キロチェンジアップに空振り三振に倒れたが、「僕らしくていいんじゃないかな」とすがすがしい表情で話した。 三振に倒れたあとは、うなずきながらほほ笑んだような表情を見せ、名残惜しそうに打席を離れて、笑顔でベンチへ戻った。