ソフトバンク本拠地胴上げ消滅…2被弾など5失点 連勝からまさかの連敗 DeNA左腕ケイを攻略できず
◇SMBC日本シリーズ2024第4戦 ソフトバンク0ー5DeNA(2024年10月30日 みずほペイペイD) 【写真】<ソ・D>6回途中で降板となった石川(右)に声を掛ける小久保監督 ソフトバンクはDeNAに0-5で敗れ、2連敗。2勝2敗のタイに戻され、本拠地での胴上げの可能性は消滅した(7戦で終了の場合)。先発の石川柊太投手(32)が4回に先制弾を浴び、2戦連続で追いかける展開。早めの継投も裏目に出て、失点を重ねた。打線はDeNA先発の左腕ケイを攻略できなかった。 石川は4回1死、オースティンに1号ソロを打たれ、2試合連続で先制点を献上。それでも打たれた安打はわずか4本と、5回2/3を1失点でマウンドを後続に託した。 打線はDeNA先発のケイに初回から4者連続三振を奪われるなど、3回まで完全投球を許した。4回、先頭の柳田が右前にはじき返し、チーム初安打。5回には今宮の左翼線への二塁打で同点のチャンスを作ったが、甲斐は三ゴロに倒れた。 1点を追う6回、スタメンに抜てきされた笹川が左前打でシリーズ初安打をマークすると、1死からは二盗を決めた。2死二、三塁と一打逆転のチャンスを迎えたが、山川は中飛に終わった。 7回に2番手・尾形が宮崎に1号ソロを浴び、リードを広げられた。1死満塁のピンチを招くと、桑原の左翼フェンス直撃の適時二塁打などでさらに4点を失った。 打線は最後まで決定打を打てず、屈辱の完封負け。シリーズ零敗はDeNAと対戦した17年第4戦で0-6で敗れて以来。チームは敵地2連勝から、本拠地に戻って2連敗。みずほペイペイドームでの小久保監督の胴上げの可能性はほぼ消滅。引き分けなどを挟み、第9戦までもつれ込めば、再び福岡に戻ってくることになる。