燃えるゴミ?資源ゴミ?服の捨て方の具体例4選と、捨てるときの要注意ポイントも!
ゴミとして捨てる以外の選択肢も!おすすめ方法も紹介
服を燃えるゴミとして捨てるときの注意点と自治体別の捨て方具体例、捨てる以外の処分方法を詳しく紹介!いらない服を捨てるとき、分別に迷ったことはありませんか?迷っているうちに片付けようという気持ちがなくなってしまいそうな人は要チェックです! ■古着を寄付して社会貢献!古着deワクチンの使い方
服を捨てるときは燃えるゴミで大丈夫?
気付いたら大量にたまってしまった服をこの機会に処分したい、家族の衣類をまとめて処分したいけれど何ゴミなのかがわからないなど、分別に迷って結局捨てられなかったという経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。 基本的に、いらない服は綿やポリエステル、ナイロンなどの素材にかかわらず、自治体指定のゴミ袋に入れれば燃えるゴミとして捨てられます。 しかし自治体によっては、燃えるゴミではなく資源ゴミや燃えないゴミに分類されることもあるため、必ず事前に確認しておきましょう。
服を燃えるゴミとして捨てるときの注意点
上述の通り、いらない服を捨てる際は基本的に燃えるゴミとして捨てられますが、その際いくつか注意しておきたいポイントがあります。 場合によっては法律に違反してしまう恐れもあるため、しっかりチェックしておきましょう。 ここでは、服を燃えるゴミとして捨てるときの注意点について詳しく紹介します。 ■自治体の分別ルールに従って捨てる ゴミの分別は全国で統一されているわけではなく、自治体ごとにルールが決められているため、それぞれのルールに従って捨てるよう注意しましょう。 例えば、燃えるゴミとして捨てるよう指定している自治体もあれば、資源ゴミとして回収してリサイクルやリユースする自治体もあります。 なお、手袋や靴下、革製品などは資源ゴミとして出せない場合も多いため、事前に自治体のホームページで確認することが大切です。 また、ゴミ出しには「9割ルール」というものがあり、9割以上が燃える素材でできている服であれば、燃えるゴミとしてそのまま処分できる自治体が多いです。 チャックやファスナー、ボタンなどの金属製の装飾部分が全体の1割を超えるようであれば、切り取って別で捨てます。資源ゴミとして回収・再利用される場合は、切り取らずそのままにしておきましょう。 ただし、汚れや型崩れ、破損しているような着られない服は資源ゴミではなく、燃えるゴミとして捨てます。 ■基本的に1家庭あたり1回につき3袋以内に収める あまり知られていませんが、ゴミ出しには回収日や分別以外にも「基本的に1家庭あたり1回につき3袋(自治体によっては4袋)以内」に収めるというルールがあります。 なぜなら、一か所の集積所に一度に大量のゴミが捨てられてしまうと、集積所を回りきれなくなるなど、通常の回収に支障をきたす恐れがあるからです。 一度に大量の服を捨てたい場合は、ゴミ処理場へ直接持ち込むか、専門の業者に依頼して処理してもらいましょう。自治体によっては、事前に連絡して相談できる場合もあります。 ■名前がわからないようにして捨てる 子どもが大きくなって着られなくなった服を捨てる場合などは、名前が書いていないか確認してから捨てることが大切です。 子どもの服は持ち主が誰なのかわかるようにフルネームで書いてあることが多いため、そのままの状態で捨ててしまうと誰の持ち物なのか特定できてしまう可能性があります。 服や下着、靴下に直接名前を書いている場合は、マジックで塗りつぶすなどしてから捨てましょう。 また、制服の場合は通っていた学校までわかってしまい、より多くの個人情報が流出することも考えられます。 そのような場合は、刺繍で縫われた名前を小さなハサミで切ってほどいてから処分したり、直接ゴミ処理場に持ち込んだりなどの対策が必要です。 ■女性用の衣類は中身がわからないようにして捨てる ゴミ集積所に女性用の衣類を中身がわかる状態で捨ててしまうと、ゴミを漁られてしまう恐れもあるため避けた方がよいでしょう。 特に下着類は中身が見えない袋で包んだり、タオルや女性用とわからないような衣類で包んだりしてからゴミ袋に入れ、回収の直前に集積所まで運ぶなどの対策を行うのがおすすめです。 ■燃やして捨てるのはNG 「捨てたい服の量が多くてゴミ袋に入れるのが面倒」「どうせ燃えるゴミなら燃やしてから捨てた方がかさばらないだろう」などの理由から、服を焚き火などで燃やしてから捨ててしまうと、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の16条の2に違反してしまいます。 この法律に違反すると、5年以下の懲役と1000万円以下の罰金のいずれか、もしくは両方の罰を受ける可能性があります。 また、服を燃やすと灰や煙、においだけでなくダイオキシンやPM2.5などの有害物質が発生して近隣の住宅に迷惑がかかるため、決して衣類を燃やさないようにしましょう。